Makeblockは、2020年4月より東京大学大学院 情報学環 山内研究室が行うSTEAM教育に関する研究を支援しています。本研究プロジェクトでは、STEAM教育の研究テーマとして、(1) STEAM教育の歴史・概念・実践の整理、(2) 日本の初等中等教育におけるSTEAM教育のカリキュラム的位置づけ、(3) STEAM教育・教材の評価方法の開発 の3つを設定しています。1点目において、まずSTEAM教育の源流であるアメリカの歴史について検討し、その研究成果の発表の場として、山内研究室は5月末に教育関係者向けの公開研究会「STEAM夜話 Vol. 1」を開催しました(開催レポート:『STEAM教育とは?アメリカの教育政策における位置づけと2つの源流』)。
この度、山内研究室が第2回となる公開研究会「STEAM夜話 Vol. 2」を開催する運びとなりました。今回は、「韓国と中国のSTEAM教育」に関するレビュー成果が紹介される予定です。
以下、お申込みフォームの内容を一部抜粋して転載いたします。開催日時などを確認いただき、是非フォームから申し込みください。
第2回となる「STEAM夜話 Vol.2」では「韓国と中国のSTEAM教育」に関するレビュー成果をご紹介します。
2006年にアメリカで提唱されたSTEAM教育は、キム・ジンス教授を介して早くから韓国に紹介され、2011年からは本格的に実践されています。中国でもプログラミング言語Scratchを用いた情報教育に関する研究グループによって2013年ごろから紹介が進み、2016年にはメイカー教育に並んで国家的な政策目標に据えられています。
韓国と中国がいかにSTEAM教育を受容し「ローカライズ」していったのかは、日本においてSTEAM教育を実践していくうえでも示唆に富むのではないかと考えられます。
また、今回は韓国・晋州教育大学の孔泳泰先生をゲストにお招きします。孔先生は理科教育の立場からSTEAM教育を実践されており、日本科学教育学会での発表実績もお持ちです。
会の後半ではZoomのブレイクアウトルーム機能を活用し、研究プロジェクトメンバーやゲスト、参加者のみなさまが交流する時間を設けますので、孔先生に最近の韓国STEAM教育事情をうがかえればと考えております。
日時:8月26日(水)18時~19時30分
場所:Zoomを利用したオンライン開催(アクセス方法を追ってご案内いたします)
対象:STEAM教育に関心のある教育関係者(教職員、研究者など)
定員:50名
参加費:無料
参加方法:フォーム(https://forms.gle/oheWexF6QE3nhPz37)よりお申し込みください。
内容:
・韓国と中国のSTEAM教育に関するレビュー成果の報告
(報告者:杉山昂平, 東京大学大学院 情報学環 特任研究員)
・参加者のみなさまとの交流会
(ゲスト:孔泳泰, 晋州教育大学)
(コーディネーター:山内祐平, 東京大学大学院 情報学環 教授)
問い合わせ先:iiiylabcontact [atmark] gmail.com