Makeblockは、2020年4月より東京大学大学院 情報学環 山内研究室が行うSTEAM教育に関する研究を支援しています。本研究プロジェクトでは、STEAM教育の研究テーマとして、(1) STEAM教育の歴史・概念・実践の整理、(2) 日本の初等中等教育におけるSTEAM教育のカリキュラム的位置づけ、(3) STEAM教育・教材の評価方法の開発 の3つを設定しています。1点目において、まずSTEAM教育の源流であるアメリカの歴史について発表する公開研究会「STEAM夜話 Vol. 1」を5月に開催し(開催レポート:STEAM教育とは?アメリカの教育政策における位置づけと2つの源流』)、続いて8月には「STEAM夜話Vol. 2」が開催され、「韓国と中国のSTEAM教育」に関するレビュー成果が紹介されました(開催レポート:韓国と中国のSTEAM教育の特徴と実態』)。
この度、山内研究室が「日本のSTEAM教育」シリーズの第1回目として、「『未来の教室』事業のSTEAM教育」をテーマに「STEAM夜話 Vol. 3」を11月26日 (木) に開催しました。経済産業省による「未来の教室」事業は、2018年の第一次提言以来「STEAM」に注目しており、2019年の第二次提言では基本的なビジョンとして「学びのSTEAM化」を掲げています。こうした「未来の教室」が掲げるSTEAM教育とはどのようなものか、今後展開していくSTEAMライブラリーとはどのような事業なのかについて、浅野大介様(経済産業省教育産業室 室長)、折茂美保様(株式会社ボストン・コンサルティング・グループ マネージング・ディレクター&パートナー)よりご講演いただきました。
参加者のみなさまとのディスカッション・質疑応答では、日本の教育現場での実践方法について意見が飛び交い、活発な会となりました。
「未来の教室」事業に関する情報は下記のリンク先からもご覧になれます。
・「未来の教室」とEdTech研究会-第2次提言
・「STEAMライブラリー」事業について
・STEAMライブラリーティザーサイト
特にSTEAMライブラリーティザーサイトでは、現在モニター教師・モニター学校を募集しています。ご関心のある方は、是非ご応募ください!
また、当日の質疑応答の内容は、山内研究室が公開しているスライドからご覧いただけます。
STEAM夜話 Vol. 4も引き続き「日本のSTEAM教育」をテーマに開催予定です。また告知をいたしますので、関心のある方はぜひお申し込みください。
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